FC2ブログ

粉砕!玉砕!!文化ッ祭!!!『悪の教典』ストリーム!!!!



『悪の教典』

 さすまたパンティー、イェーイ!!

 ……気を取り直して映画の紹介に移ろう。「さすまたパンティー」の詳細が知りたい方はさっさと映画館に行こう! ちなみに原作小説にもない貴重なシーンですぞ!

 舞台はとある高校。
 主人公は、生徒からも教師からも信頼を集めている英語教師、蓮見聖司(『海猿』で人を助けまくった男、伊藤英明)。
 絵に描いたようなイイ男で、「本当にこんな奴いるのか?」ってぐらいなのだが、映画を観ていると「本当にこんな奴いるのか!!!???」ってなること間違いナシ!

 何故ならハスミンこと蓮見聖司は、人間として致命的に欠落しているモノがあるサイコパスなのだ!
 冒頭、若干15歳のハスミンについて、彼の両親が会話しているシーンが流れる。
 そこで交わされる会話の内容が、ハスミンがサイコパスである所以なのだ。注意して聞くように!

 その欠落のおかげで、ハスミンは一般ピーポーには理解できない思考回路で動いているのだ。
 これこそが『悪の教典』の恐ろしいところである。
 ハスミンの行動は、我々の目から見ても突飛なものばかり。
「娘がイジメに遭ってるんだよォ!」と毎日のように学校に抗議しにくる生徒の父親を、事故に見せかけてサクッと殺してしまうのだ!
 これだけなら「ハスミンは些細なことで人を殺してしまうただの恐ろしい奴」なのだが、どうもそういうわけではない。
 物語中盤における、ハスミン海外時代の一幕がそれを明らかにしている。ハスミンは殺人に快楽を見出しているわけではない。ハスミンにとって殺人とはゲームでよくあるような選択肢の中に常に存在している手段なのだ。
 勿論ハスミンは事故に見せかけた完全犯罪を決行するが、彼が「人を殺した」という事実に怯えている様子は一切ない。誰かに尋ねられたら誤魔化すものの、何のために誤魔化すのか全ては物語のラストで明らかにされるぞぅ!


 追記では、記事タイトルよろしくクライマックスの文化祭について原作との相違点も含めてつらつらと。



 




 さて、予告編でもおなじみの文化祭準備期間の悪夢。
 ハスミンが猟銃を持ってひたすら自分の担当クラスの生徒たちを撃ち殺していくという非常にスペクタクルな虐殺クライマックスである! よもや邦画でこんなシーンが拝めるとは!
 それまでにも幾つか殺害シーンは存在するが、猟銃でバキューン!の連発はもはや笑いが込み上げてくるレベル。
 弾を受けて、人形の様に吹っ飛んでいく生徒たち……「文化祭でのバンド成功させようぜ!」「お化け屋敷完成させようぜ!」「俺、この準備が終わったらあの子に告白するんだ……」「東大目指してますから!」などなど高校生たちの夢や希望が銃声一つで強制終了していく……
 特に色濃いのは、アーチェリー部の生徒だ。原作以上にヒロイックに描かれており、撃たれる瞬間もやけにドラマチック。相手がハスミンでなければ、こいつが主人公たりえたかもしれないレベル。だがハスミンの前には等しく無力。この情け容赦ない感じ――ともすれば役者の無駄遣いとも思える所業が、三池崇史らしいっちゃあらしい。
 文化祭の準備も大詰めで、ほぼ完成しかかっているクラスごとの催し……最終的な来場者は猟銃を持ったハスミンただ一人という、まさに彼のために作られた殺しの舞台である。生徒達はそんなことも知らずに、せっせと準備していたなんて……!

 一応アーチェリー君以外にも、色々と原作ではそれなりに活躍?した生徒たちもいるのだが、映画化にあたって生徒側の掘り下げは極力抑えられている。高校生という設定だけで色々と悩めるキャラクターが作れそうなのに、この映画ではあえて殺され役以上の意味をほとんど持たせていない。『ザ・レイド』に例えると、Hasumin's victim#1~40くらいのアッサリさ加減だ。
 原作では主用キャラ三人(ヒミズの二人と、『桐島』でパーカー着ながらバスケしてた奴)の根暗チックな青春三角関係みたいなものがあったのだが、映画ではそういったものが感じられない。そのため、修学旅行という一大イベントも丸々カットされている。
 とにかく、殺される側への配慮らしい配慮がほぼゼロ。ハスミンのクラスになったことを悔やめとでも言っているかのような理不尽さは、しかし逆に気持ちが良い!
 そのおかげかどうかはわからないのだが、とにかくハスミンが生徒を銃殺する度に観客としての我々は盛り上がるのだ! いいぞハスミン!もっと殺せー!みたいな!

 何故か私はハスミンに、『マッドマックス2』におけるヒューマンガス様並のカリスマ性を感じてしまった!
 頑張れハスミン! 負けるなハスミン! 殺せハスミン! もっともっと!
 決して共感しているわけではないのだが、応援したくなってしまうのだ。恐るべしハスミン!
 散々殺しまくった挙句、物語のラストには『TO BE CONTINUED』のテロップ。ハスミンの戦いは、これからなのだ! 
スポンサーサイト



Trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめ【粉砕!玉砕!!文化ッ】

『悪の教典』 さすまたパンティー、イェーイ!! ……気を取り直して映画の紹介に移ろう。「さすまたパ

Comment

Post a comment

Secret


ランキング参加中

参加中!

検索フォーム

プロフィール

饂飩粉

Author:饂飩粉
 映画が大好きな大学生。実は特撮やアメコミなんかも好き。
 ブログは常に観た映画の中から印象深かった作品に絞って書いていくつもりです

twitter

ツイッターやってます

最新記事

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム