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『ガール』のボーイにくびったけ!



『ガール』

 たまにはこういう映画を観てボロクソにけなすのも悪くないか――というのは建前である。
 本音を言うと、吉瀬美智子目当てに観に行った。私はああいう綺麗な年上の女性が大好きなのだ!

 しかも『ガール』で吉瀬美智子が演じるキャラクターは、なんと年齢が一回りも下の男に一目惚れするのだ!
 もう一度言おう!

吉瀬美智子が!

年下の男に!

一目惚れ!

こりゃあもう観に行くしかねーぜ!!



 ってなわけで観てきたのだが、男子の私にとっては、いまひとつピンと来ない内容であった
「女の人生は、半分がピンクで半分がブルー(逆だっけ?)」とは、劇中で何度も主人公(香里菜)がモノローグ調で主張し続ける謎の名言なのだが、どうもこれに共感できない。
 確かに映画は四人のガール達のブルーな一面とピンクな一面を交互に映すかのような構成をしているのだが、それだけしかない印象が強い。
「もっと他になんかねぇの?」と言いたくなるほど、全体的に物足りない。ストーリーに必要な部分だけを抽出したのはいいが、それ故に描かれた世界が狭いのかもしれない。

 その分、編集の仕方は中々上手。四人のドラマを短い間隔で次々と入れ替えはするものの、混乱はない。切れ目が丁度良すぎて、観客側の想像に委ねすぎなところはご都合主義っぽくもある。だがそれは些細なことで、時に痛々しい行動に出るガール達は、見ていて飽きない。辛うじて。


 さて、本命の吉瀬美智子のエピソードについて話そう。
 …………と、思ったのだが、話は上に書いた大文字3行分で書ききってしまった。
 なので、ここからは吉瀬美智子は何故私のハートを掴んだのかを話そうと思う。
 『ガール』では、結婚やら何やらほとんど諦めモードに入った34歳の仕事に生きる女性を演じている。CMでもおなじみのアリナミンをガブ飲みする姿や、風呂上りにマッサージチェアに座ってビール片手にテレビを眺める姿は、いい意味でイメージをぶち壊してくれている。
 そして新しく入社してきた年下の男(林遣都←ガッデム!羨ましいぜ!)に一目惚れ。
 時折彼女の妄想が描かれるのだが、それが痛々しくもあり、どこか可愛らしい(贔屓目)。
 彼女は、まだ恋する自分を諦めきれていなかったのだ。ほんの些細なことで、とてつもなく悲しんだり、飛び跳ねるぐらい喜んだりする。今時アニメにもこんな恋する女の子キャラいねぇよ……と言いたくなるだろうが、吉瀬美智子なら許されるのだ! とっても可愛かったぞ!


 というわけで、追記では他のキャラクターのエピソードについて……ではなく男性陣について話そうと思う

 と言うより、私が何故『ガール』のレビューをブログ記事にしたのか。
 それは吉瀬美智子が可愛いことを伝えるためだけではなく、この映画の影の主役とも言える上地雄輔について語りたかったからなのだ!

この映画の上地雄輔は凄いぞ!

 気になる方は追記をどーぞ! ネタバレはナッシングでーす。






 上地雄輔は、『ガール』で麻生久美子の夫を演じている。
 妻よりも収入が低く、家を買ったのも妻。子供はおらず、共働きの夫婦生活を送っている。

 さて、上地雄輔と言えば何かとアレなわけで、ファンも多いがそれほど好きじゃない人もいるだろう。
 私も後者の人間だったが、『ガール』における上地雄輔は正直、旦那さんにしてもいいレベルのカッコよさである。本当だよ!?
 何故そんなにカッコいいのか――それは、上地雄輔の特徴の一つである屈託のない笑顔を、あえて全面に押し出さないという逆転の発想あってこそのものなのだ。
 カメラは、基本的に上地雄輔を後姿か、もしくは遠くからしか映さない。これにより、上地雄輔本人の個性が極限までセーブされている。そのおかげで、時折必殺技の様に繰り出される笑顔がやけに新鮮なのだ
 上地雄輔のイマイチ(?)な演技力を、顔を見せないことでカモフラージュした監督の手腕には拍手したい。しかもそのおかげで、笑顔の破壊力も抜群。
 更には究極のキスシーンまで用意されている。このキスシーンだけなら、年度別キスシーントップ10も夢ではない。もうそれくらいドキドキ。
 上記の理由から、あまり都合のいい男キャラ感もなく、非常に美味しい役どころになっている。だが、こうした起用も一回が限度のような気がするので、今後への期待は厳しい、かも……?


 更に、向井理が演じたミョーにやる気とムードのない男も、私は高く評価する。
 多分、イケメンはアレくらい抜けてないと許せないのかもしれない……。よーし、私も圧力鍋を誰かにプレゼントしちゃおうかなー?
 ちょっぴり空気の読めてないイケメン、良いではないか良いではないか。私は好きだ。

 要潤は典型的なキャラクターに留まってしまったのが残念。心情を描けというわけではないが、「年下の、しかも女の上司が気に食わない男」という設定そのまんま過ぎ。

 そして、劇中ではもっとも都合のいい男だったのは、ガールの内の一人、シングルマザーの息子だ。
 最初から息子がああなら、もうこのキャラのドラマ要らなかったんじゃねえかと思うぐらいいい子である。これはさすがに……


 ここまで書いてきたが、やはり私が『ガール』で一番オススメしたいのは上地雄輔である。
 まさか吉瀬美智子目当てで観に行って、大穴に当たるとは思わなかった。
 他はどうでもいいので、是非俳優:上地雄輔の魅力を最大限に引き出した本作で確認していただきたい。これはマジな話だ!
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Comment

上地さんは秋公開の「のぼうの城」でも良いお芝居されている様ですのでご期待下さい!
  • 2012-05-29│04:38 |
  • みい URL│
  • [edit]
ガール
上地さんは去年は漫才ギャングで全く本人と違うキャラクターを演じ、日本アカデミー賞の新人賞を貰いました。秋にはのぼうの城の石田三成の役も監督や業界から高い評判を得ているようです。
テレビではあれですが、映画では俳優としての評価はいいですね。
ガールの役も後ろ姿や引きの場面と数少ない台詞で、ストーリー中唯一穏やかなキャラクターを演じて、映画全体のせわしなさを中和する役割も見事に果していたと思いました。
彼の演技力はなかなか侮れませんね。
  • 2012-05-29│05:39 |
  • ひめねこ URL│
  • [edit]
Re: ガール
お二方ともコメントありがとうございます!

>みいさん
 『のぼうの城』に出てるんですか! 公開延期から随分経ちましたが、いよいよという噂も聞いておりテンションあがっておりました。
 俳優、上地雄介という新たな期待が加わったことは嬉しい誤算ですw


>ひめねこさん
 なんと、日本アカデミー賞とな……上地雄介、侮り難し!
 映画自体の出来はともかくとして、役者の撮り方は間違っていなかったと思うんですよね、『ガール』は。
 普段のイメージからはとても想像がつきませんでした。やっぱり他の作品での演技にも期待できちゃうかもしれませんね!
  • 2012-05-30│16:34 |
  • 饂飩粉 URL│
  • [edit]
はじめまして
はじめまして、
もしゃこともうします。

先日、ガールのDVDをレンタルし、上地くん演じるヒロくんにノックアウトされました。
記事を読んでて全くの同感!
あのキスシーンはかなりぐっときました!
最後の「正直に言っていい?」のくだりで全部持っていきましたよね。
監督のとりかたがいいんですねぇ。
上地くんの意外な一面がみれました。

正直、俳優できんのか、って思ってましたが、こういう脇役で輝いてほしいなと思いました。

はじめましてで長文失礼しました。
またみに来ますね。
  • 2013-02-06│07:30 |
  • もしゃこ URL│
  • [edit]

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