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寿司があるけど『SUSHI GIRL』ネタが微妙……


 ※注意!※予告編の1:00~1:10くらいに重大なネタバレが! スシだけに!?


『SUSHI GIRL』

 タイトルは原題そのまま。直訳すると寿司女になってしまうし、何より洋画っぽさがなくなる。
 一行で紹介すると
 千葉真一が女体に持った寿司はさておきレアボア・ドッグス!
 な映画である。

 主人公?は6年の刑期を経て出所したばかりの男、フィッシュ(この名前はさすがにテキトーすぎだろ!)。
 彼はダイヤ強盗グループの一味だったのだが、不幸にも唯一逮捕されてしまった男。しかし決して仲間を売らず、晴れて模範囚としてさっさとシャバに戻ってきたのだ。
 ところが、かつての強盗仲間に招待された会合(勿論食事は女体に盛られたスシ!サシミ!)は、あまりよろしくないムード。
 それもそのはず、強盗したはずのダイヤの行方は、まだわからないままなのだ。そして最後にダイヤの入ったカバンを持っていたのはフィッシュ本人なのである。
「知らないってばよ!」と容疑を否認するフィッシュに対し、疑念を募らせたかつての仲間の拷問が始まる!


 …………なんかどこかで聞いたことあるような話だ。
 似たような展開を私は知っている……そう、タランティーノの『レザボア・ドッグス』!
 情報を聞き出すために拷問するとか!
 予告編でも『レザボア・ドッグス』×『キル・ビル』などと銘打たれているが、良い意味では全然そうではないし、悪い意味ではその通りだ。
 なんていうか、タランティーノの劣化コピーといった印象が拭えない――要するにこの映画は凄い!みたいなオーラが一切ない……。


 ワンシチュエーションのサスペンスで、キャストだけはムダに豪華(B級映画常連と過去の栄光軍団)なのに、一体どうしてこんなに微妙なのか……
 続きは追記にて。


 

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2012年の映画まとめ~劇場用パンフレット編~

 2012年もそろそろ終わると。
 ということで、今年の映画を振り返ろう!

 今回は、映画の内容ではなく劇場用のパンフレットについてである。
 当ブログにもリンクを貼らせていただいているalai Lamaさんのブログ記事『ヤマザキ冬のパンフ祭り ~パンフは作品観てから読め~』に触発されて、私のブログでもパンフレットを紹介しようと思う!

 しかし、今年観た映画はまだ全部で何本になるのかわからないし、買うパンフレットも合計いくつになるのかわからない!
 だからとりあえず今年買ったパンフレットの中でも印象深かったものを、12月にちなんで12冊セレクトしてみた!
 ホントは10冊にするはずだったんだけど、絞りきれなかったというのはここだけの話だぜ!

 ではでは、公開日順に2012年の映画ベスト~劇場用パンフレット編~スタート!


『トロール・ハンター』※リンク先は当ブログ記事
DSC_1125.jpg
 か、怪獣よりもデカいパンフだ!

 というわけで3月中旬に公開した『トロール・ハンター』のパンフがまずはランクイン(っても順位付けはしてないのだが)。
 ページは物足りないが、フェイク・ドキュメンタリー映画とあって内容だけでなくパンフの紹介文まで胡散臭さが漂うナイスな文体になっている。
 また、下の画像の様に(なんでかこれだけサムネが小さい……)『ネタバレ注意!』の文字と共に大げさな綴じ込み付録風な装丁があるのも憎いセンス。
 トロールやトロール・ハンターに関するムダ知識の数々も、読んでいてとっても楽しい!
DSC_1126.jpg
 中には色んな方のレビューやコラムが盛り沢山!

 『ドライヴ』
20121223_035303.jpg
 とってもクールな表紙だぜ!

 映画自体の完成度もさることながら、劇中のクールなカットの数々が画集のように収録されているのが高ポイント。
 特にお気に入りはラストの見開き(下の画像)だ!
20121223_035421.jpg
 マッスルなめこはイメージです(嘘)

 この2カットに1ページずつ割いた製作者には大きな拍手を送りたい!
 あえてモノクロ調にされた装丁に、ピンクのタイトルがネオンの様に輝いている……クールだ、とってもクールだよ……


『スーパーチューズデー』
20121223_035516.jpg
 アメリカ国旗じゃん!
 パンフはこういう思い切った形のもあるから購入がやめられない!
 中身も町山智浩さんの寄稿や、明治大学教授という信頼できそうな人の政治的な観方や対談が載っていて充実!
 アメリカの選挙制度についても知ることが出来るので、教養にもなる優れもの。
 映画とパンフを合わせて、ちょっとだけ賢くなった気分を味わえるゾ!


『捜査官X』
20121223_035610.jpg
 ネコとイヌはイメージです(嘘)

 私が今年、最もハマった俳優ドニー・イェンの主演作『捜査官X』!
 インタビュー、コラム等の基本事項を抑えつつ、中でも一際目を引いたのが、
数々の名優と共演! ドニー・イェン 伝説の七番勝負!!
 という見開き特集だ!(残念ながら中身はお見せできない!) ここに書かれている『タイガー刑事』『SPL 狼よ静かに死ね』『導火線』などは本当に面白い映画だった!
 ちなみに私が一番好きなドニー・イェン主演映画は『孫文の義士団』です!
 他にも大槻ケンヂの寄稿やトリビアのページもあって大満足!


『夜のとばりの物語』
20121223_035701.jpg
 6月末に公開された、ミッシェル・オスロ監督の最新アニメーション映画。
 影絵調のビジュアルに、3Dが見事にマッチしたステキな映画だった。内容は愛の強さ、素晴らしさを讃えるものなので、人によってはアレかもしれない。
 私は純粋に楽しめましたよ!?
 さてはて、一見普通のパンフかと思いきや……?
20121223_035751.jpg
 なんと、封筒上になっていて、中身は一枚一枚カードになっているのだ!
 これの裏に監督やキャストのインタビュー、プロダクションノートなどが書かれている仕様。
 鑑賞の記念にはピッタリである。
 ちなみに同じような装丁のパンフレットは、去年公開のアニメ映画『アーティスト』(アカデミー賞のじゃないよ!)が挙げられる。勿論こっちも買った!
 ミッシェル・オスロ監督のアニメ映画は、日本やピクサー、ドリームワークス等のアニメーションとは全く違うアプローチをしていて、とても新鮮で面白い。
 前作『キリクと魔女』『アズールとアスマール』はかなりオススメなので要チェック!


『桐島、部活やめるってよ』
20121223_035823.jpg
フォーゼ「よーい、アクション!」

 公開後、その完成度の高さと面白さが口コミでじわじわと広がり、ロングランを記録した日本映画。
 私は橋本愛ちゃん目当てで観に行ったのだが、その気持ちは裏切られてしまった……(詳しくは本編を)
 あ、映画はとっても面白かったです。今年ベスト入りは確実の面白さでした
 パンフの中身で光るのは、最後に載せられている当映画のプロデューサーによる製作日記だ。
 原作を読んでから初号試写までの道のりが事細かに記載されていて、一本の映画が生まれるまでがよくわかるものになっている
 いやあ、それにしても橋本愛ちゃんは可愛いなあ……パンフレットには映画とは無関係にも拘わらず、橋本愛ちゃんがイメージキャラクターを務めるコンタクトレンズの広告が
 1ページ丸々使ってるし!

 ここまでで6冊!
 残り半分は追記にて! 長く見えるのは画像が盛り沢山だからですよ!


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一行紹介! DVDで観た映画たち!

 折角観たのに、時間がなくて紹介しきれなかったDVD映画たちの中から厳選!
 興味を持ってもらえるように、アマゾンのリンクと一行紹介を用意しました!
 一行に収まってないものがあるのは横幅の所為です!


『ブラッディ・スクール』監督:ジョセフ・カーン
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(2012/09/05)
ジョシュ・ハッチャーソン、デイン・クック 他

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 高校生が映画のキャラクターに扮した殺人鬼を追いかけて、過去の自分と入れ替わったりハエ人間になったりタイムトラベルしたりセガールを憑依させて戦ったり!


『極道戦国志 不動』監督:三池崇史
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(2011/10/28)
谷原章介、竹内力 他

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 ジッパーつきのパンティに吹き矢をセットした暗殺者の女子高生を、谷原章介が後ろから犯す!


『燃えよ、マッハ拳!』アクション監督もサモ・ハンのはず
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(2012/02/24)
サモ・ハン・キンポー、ユン・ワー 他

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 サモ・ハンとケイン・コスギがジャケットを飾ってるけど、主人公は別の誰かさんです!


『怪奇!兎男』誰が作ったんだこんな映画
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(2007/08/24)
ネーサン・ファウドリー、クリスティン・アボット 他

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 兎に噛まれて人食い兎男と化したモンスターをやっつけるために、バニーコスプレでおびき寄せる! 生首ダンクもあるよ!


『プレスリーVSミイラ男』ブルース・キャンベル主演!
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(2007/05/25)
ブルース・キャンベル、オシー・デイヴィス 他

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 自分のことをケネディ元大統領だと思い込んでるオジサンがいいキャラしてる


『ザ・フライ』デヴィッド・クローネンバーグの趣味全開
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(2010/07/02)
ジェフ・ゴールドブラム、ジーナ・デイビス 他

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 ハエ男の、「ハエ流、食べ方講座」が興味深い。腕相撲シーンは必見!


『スリーピング・タイト 白肌の美女の異常な夜』RECの監督の片割れが一人で作った変態映画
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(2012/11/02)
ルイス・トサル、マルタ・エトゥラ 他

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 夜、寝てる間に勝手に女の歯ブラシ使ったり隣で寝たり部屋中にGの卵を仕掛けたり!


『NINJA』スコット・アドキンスmeetsニンジャ! 続編のポスタービジュアルも公開!
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(2011/12/02)
スコット・アドキンス、伊原剛志 他

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 ニンジャが武士道を重んじている不思議な世界だ!


『亀、走る』あの『哀しき獣』のミョン社長がクズ刑事になった!
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(2012/11/02)
キム・ユンソク、チョン・ギョンホ 他

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 亀は走りません


『スターレック 皇帝の侵略』あの『アイアン・スカイ』の監督のデビュー作!
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(2007/09/28)
ディモ・ヴオレンソラ、サムリ・トロッソネン 他

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 戦艦バトルだけ異常にデキが良い! 映画版スタートレックよりも、もしかすると……?


『スタートレック』やっぱこっちのが面白いわー(でも上のは上ので面白い)
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(2012/02/10)
クリス・パイン、ザッカリー・クイント 他

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 これぞ戦艦バトル! ついでに恋したりタイムトラベルもしちゃうぞ!


 追記でもやります!

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僕らのパパ、カムバック!『96時間 リベンジ』



『96時間 リベンジ』


 先日――(日付的には昨日)傑作『96時間』と新作『96時間 リベンジ』のイッキ観試写会に行ってきた。
『96時間』と言えば、演技派で知られていた子犬顔俳優ことリーアム・ニーソンが突如アクションスターとして目覚めたターニングポイント的位置づけの映画だ。
 リーアムが演じたのは、娘を溺愛しすぎて、友達との海外旅行にもGOサインを出し渋るほど用心深いのだが、実は元CIAという役。案の定誘拐された娘との電話のシーンを筆頭に、シンプルなストーリーながら斬新な演出やアクションを繰り広げると言う娯楽の極みのような映画である。
 〝元〟CIAというにはあまりにも無敵すぎるその姿は、今年で60歳のリーアム・ニーソンという俳優はまだまだ現役だぜ! というアツいメッセージを内包していた。

 そしてこの度、めでたく続編が製作され日本公開も決定したのだ!
 予め言っておくと、前作の予習は必須だ!
 キャスト陣も、主人公一家だけでなくパパの元同僚なども続投。
 おまけに本作の敵は前作でパパが殺した誰かの父親である。沢山殺しすぎててパパは顔すら覚えていない様子だが、“Good luck”って言った奴の声までシッカリ覚えてたじゃんかよ……

 映画の出来は最高の一言に尽きる。
 前作を踏まえた要素が何もかもパゥワーアップしていて、確実にセガールを理想の父親像No.1(木曜洋画劇場調べ)の座から引き摺り下ろしたに違いない!
 アクションの撮り方は、監督交代故に観る人によっては「前作の方が良かった」と思う方も多いだろう。だが「激しい戦いになるな……」と察しジャケットを脱ぐパパのカッコよさには思わず痺れて憧れるぜ……
 一撃一撃を確実に急所へ当てていく容赦のないアクションは健在なので、安心していい!

 本シリーズの見所として真っ先に挙げたいのは、やはりパパの電話越しのやり取りだ。
 今回もパパの的確すぎて行動する方がロボットになったかのような指示は健在。
 自分が何処にいるのかを、娘にどう伝えるのか……もはや流石としか言いようがない。地図と靴紐と手榴弾さえあれば、なんとかなるんです!

 ちなみに、パパの子煩悩っぷりは本作で完全にネタ扱いされている。観客の盛り上がり方に、公式が乗っかる例としては、最近ではミクダヨーあたりが挙げられる(どーでもいい)。
 なんと娘にボーイフレンドが出来ているのだが、それを知った時のパパの表情が妙に愛くるしい……「身辺調査しないでよね」と釘を刺されるのだが、果たしてパパの行動やいかに……。
 あと何故か、前作ではあんなに仲よさげだったパパの元妻(オナトップでフェニックス、ファムケ・ヤンセン)と富豪の夫の仲が最高に悪くなっている。前作との間に一体何が……観た私にもサッパリ。

 アクションに関してもう一つ。予告編でもおわかりいただけるのだが、今回カーチェイスを担当するのはなんと娘(娘と言いつつ役者本人は29歳、マギー・グレイス)の方だ。
 おいおいそれで面白いのかよ……と思ったりしなくもないが、運転初心者故の豪快でムチャな走らせっぷりは、なんていうかあのパパあってこの娘あり、と感じなくもない。「無理無理!」とか言いながらパパの指示通りにハンドルとクラッチを使いこなすあたり、やはり娘は確実にパパの血を引いている。


 さて、本作のテーマとして一番相応しいのは恐らく「復讐(字幕では報復)」だろう。
 邦題にもくっついている復讐。よく考えたら前作も娘を誘拐されたパパ怒りの大暴れと言えなくもないのだが、そのパパに対する復讐、である。
 しかもその復讐相手は、パパの殺した誰かの父親……ネタバレを避けつつ、この辺のテーマについて追記で書いていくことにする。



 

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自分自身を知るために……『今日、恋をはじめます』!!



『今日、恋をはじめます』


 観てしまった……


 でも意外に面白かった!
(微妙に悔しいのは何故だ!?)


 何かと多感な時期、それが高校生!
 新しい自分に会える、それも高校生!
 初めての恋をする、Yes! Ko-Ko-Sei!
 幼少からのトラウマを解消するにはもってこいの時期……それだって立派な高校生!

 少女漫画といえば高校生! 中学生以下の読者はそこに未来の夢を抱き、大学生や大人の読者はそこにかつての夢を見る……とは言っても、私は少女漫画なんてほとんど読まないのだが
 というわけで、この映画の原作も全く知らないまま劇場に足を運んだ。
 レイトショーだからガラガラ……でもお一人様は私だけ。チケット購入時にも受付の女性に「お一人様ですか?」と確認までされてしまった。そうだよ一人だよバカヤロウ! この映画館で『僕等がいた』も『新しい靴を買わなくちゃ』も観たんだよ! 一人で!

 上記二作(前者は前後編なので正確には三作)が圧倒的につまらなかったのに、懲りずにこういう映画を観てしまうのは何故なのだろう?
 その答が、『今日、恋をはじめます』を観てわかった。
 時折、こういった映画にも傑作が隠れているのだ!


 あらすじはこんな感じ。
 主人公、日比野つばき(当初は"さき"って読むと思ってた下の名前……武井咲)は、おかっぱにおさげヘアーで中学時代は母親の言いつけ通りに勉強に励んでいた――要するに地味系ガリ勉ちゃん。
 そんな彼女の高校生活は、自分の名前と同じ名字を持つ椿京汰(シンケンレッドから現在大躍進中、松坂桃李)との出会い? から始まった。彼は同高校の試験をトップで通過、イケメンでオシャレで入学当時から周囲を女で囲んだチャラいのにスクールカーストだけは異常に高い男だった! つばきとは正反対だ!
 京汰はつばきのことを戦時中の女学生、昭和女とからかいつつも突然、「今日からコイツ、俺の女にするから」と教室内で宣言し、そのまま彼女の唇を奪ってしまう。
 最初は強引でオレ様気取りな京汰に拒否反応すら示していたつばきだが、初めてのデートなどで次第に心が揺れ動いていく。
 そして、実は京汰の方も最初は遊び(友人との賭け)のつもりだったはずが、段々とつばきに惹かれていく。
 しかし、彼にはつばきには言っていない幼少時代のトラウマを抱えているのだった……。


 なんていうか、この先の物語も大体想像がつきそうな気もするのだが、これがまたそうでもないのだ。
 予定調和的な説教→からの相互理解→かーらーの両想い! ……なーんてものは中盤まででアッサリ辿り着いてしまう。
 その先こそが、この映画の真に面白いところなのである。とはいっても、最近の少女漫画の映画は大抵描いているものなのだが……

 無論、それまでが退屈というわけではない。数々のアーティストの曲に乗せて時間の経過を表現するのも、悪いとは感じなかった。
 また、少女漫画にありがちなシャボン玉トーン的な背景の演出を実写で再現するという、ある意味斬新な試みも面白い。実写でも意外とがしっくり来るように思えるのは、他のシーンでも積極的にCGを取り入れた演出を挟んでいるからこそなのだろう。 
 こうした数々の少女漫画らしい演出が、これは少女漫画原作なんですよ~という免罪符に見えるかというと、そうでもなかったりする。映画の雰囲気にマッチしていて、その世界に浸るのが逆に気持ちいいくらいだ。
 脇役の活躍のさじ加減も絶妙。前半はギャグや紹介程度に留め、主用キャラ(つばきや京汰)が一人になった時にここぞとサポートする。どいつもこいつも憎めない、良いキャラをしている。特にシンケンピンク――じゃなくて高梨臨の演じる同級生がイイ!


 さて、追記ではネタバレを避けつつどうして私なんかにもこの映画が楽しめたのかを書いていくことにする。
 恋をはじめるとは、一体どういうことなのか!?

 

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「準備は?」『007 スカイフォール』「お前が生まれる前からできてる」



『007 スカイフォール』

 あの『カジロ・ロワイヤル』で公開前までの悪評を吹き飛ばし、『慰めの報酬』で「ま、こんなもんか」とプチガッカリさせてきたダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドが帰ってきたぞ!
 前作から結構間も空いたこともあってか(多分そんな理由ではない)、今回は前2作のように直接物語が繋がっているわけではない。
 冒頭から何らかのミッション遂行中という、いつものお約束はバッチリなので、最初からテンションも上がる上がる!

 相変わらずダニエル・クレイグは、バツグンに高い暗闇で光が当たったときのカッコよさ補正のおかげで終始渋カッコいい。照明の当て方も見事で、本当に一々カッコいい様子は顔を見ているだけなのに『ブレイド』シリーズのアクションを観ているかのように錯覚する。一体どんな化学反応が、ダニエル・クレイグのルックスと光の間に起こっているのだろうか……。

 お馴染みのメンバーはボンド以外はM(皺くちゃ女優、ジュディ・デンチ)だけ。『カジノ・ロワイヤル』を観た直後はMみたいないつも口うるさいオバチャン以外信用できない気分にさせられたが、果たして今回は……

 ということであらすじを紹介する。
 MI6のトルコ支部?で、あるデータを内包したハードディスクが盗まれた! とにかくこれを奪われるとMの立場上、かなりヤバいらしい!
 行け、ボンド! とその仲間(中々タフな黒人女性)!
 機転を利かせて、しつこく犯人を追うボンド。逃走劇は遂に列車の上で終わるかのように思えたが……?
 果たして犯人の親玉は? そしてその狙いは? 一体何が奪われたのか?


 相変わらず、冒頭のアクションはとてつもないスペクタクルと興奮に溢れている。
 ダニエル・クレイグのボンドはショベルカーを運転する姿もキマッていて、なんだかとっても不公平だ!
 オマエもショーン・コネリーみたいにカモを頭に乗せて潜水してみせろよ!
 ちなみに、ショーン・コネリーがカモを頭に乗せた映画は『ゴールドフィンガー』である。奇しくも、『スカイフォール』と同様に、ショーン・コネリー版007の三作目である。
 そしてどういうわけか、『スカイフォール』は『ゴールドフィンガー』へのオマージュで溢れている!!

 というわけで、絶対に『ゴールドフィンガー』を観ておいた方が良い! あの何かと信頼できる映画評論家町山智浩が言っているのだからまず間違いない!
 彼の言うとおり『ゴールドフィンガー』を観てから『スカイフォール』に臨んだ私からしても、観とかないと損をするレベルだと言っておこう!
 特に中盤、あのクルマの登場と共に流れるテーマ曲! ここは本当に観た人しか伝わらないファンサービスなので、どうせなら盛大に楽しんでいただきたい!
 この他にも、やら部屋やら、『ゴールドフィンガー』ネタに溢れているので、『慰めの報酬』よりもずっと本作の予習になるゾ!


 さて、もしかすると『ゴールドフィンガー』観てないと楽しめないんじゃないのか? なんて思う方もいるかもしれない。
 そこについては心配無用! 『慰めの報酬』どころか、『カジノ・ロワイヤル』さえ凌駕するダニエル版007史上最高傑作と言うべき超ステキな内容になっているのだ!
 ネタバレを厳に控えたレビューは追記にて!


 あ、ちなみに本作のOPは超クール! 『カジノ・ロワイヤル』のOPにも引けを取りません!


 

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饂飩粉

Author:饂飩粉
 映画が大好きな大学生。実は特撮やアメコミなんかも好き。
 ブログは常に観た映画の中から印象深かった作品に絞って書いていくつもりです

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