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『スノーホワイト』は女王に勝てるの?



『スノーホワイト』


 正直、ガッカリです!

『アリス・イン・ワンダーランド』のスタッフが再集結と言うからには、それなりの映像美があるのだろうと期待していた。
 確かに映像は綺麗だ。目玉がついたキノコなどのキモカワイさ加減に思わずウットリするくらいには。
 だが、『アリス・イン・ワンダーランド』の悪い点まで再現してくれなくてよかったのに!

要するに、内容が絶望的につまらないのだ。

 あらすじはこんな感じ。
 平和な国の、優しい王と王妃の間に生を受けたスノーホワイト。しかし彼女が幼い頃に王妃は他界してしまう。
 王妃を失った悲しみを、“闇の軍団”に囚われていた美しい女性ラヴェンナと再婚することで癒そうとする王……。
 しかし、ラヴェンナの目的は王を殺害し、自らが頂点に立つことだった!(なんでそんなことしてるのかは伏せる)
 幼いスノーホワイトは城の牢獄に閉じ込められ、早数年。女王ラヴェンナは、自らが一番美しくあることに固執し、魔法の鏡のお告げ通りに彼女の心臓を奪おうとするのであった……


 まあなんていうか、モロ白雪姫である。この後スノーホワイトが城を脱出して、狩人やら王子様やらと合流して女王に反旗を翻す~的な感じ。
 大筋はほとんど変化がないし、肝心のバトルもイマイチ。終わってみれば女王役のシャーリーズ・セロンが脱いだから眼福くらいしか記憶に残っていない。
 どうやら劇中の設定では、スノーホワイト役のクリステン・スチュワートの方がシャーリーズ・セロンより美しいらしいのだが、第三者からするとシャーリーズ・セロンの方が圧倒的に美人である。
 製作側もそれをわかっているのか、スノーホワイトは清らかな心を持っているとかいう精神的なアドバンテージで主人公を優位に立たせている。

 個人的には、何年も牢獄の中で生活した女の何処から清らかな心が生まれてくるんだよとツッコミたくなたが、多分スノーホワイトの清らかさはその程度の監禁では汚れもしないレベルだったのだろう。ちなみにその清らかさを体現したようなシーンは一切ナシ。トロールが襲うの止めた理由は、多分王妃の血を継いでるからだと思う
 お前ホントに清らかな心とか持ってるのかよ! 主人公補正とは、げに恐ろしきものかな。

 上映時間は2時間オーバーと長丁場で、おまけに中盤のダルさが目につく。
 なんてったって、最期の最期に反旗を翻すまでは、スノーホワイトは基本的に女王の追っ手から逃げているだけなのだ。あの手この手とはいえ、結局追いかけてくるのはいつも女王の弟なので正直飽きる。
 七人の小人とのシーンは、背景や美術などに相当力を入れているのが窺えるものの、こんな場所でのんびりしてんじゃねーよと言いたくなる。
 しかもその後突然出てくるもののけ姫みたいなシーンの意味も謎。もうちょっと自主的に清らかな心アピールをしてほしいものだ……。

 かなーり引っ張って、ようやく毒リンゴを食わせる場面に到達。なんとスノーホワイトの前に女王が直々に降臨
 …………え、できるなら最初からそうすれば良かったじゃん。わざわざ弟なんて使わずに、変装してリンゴ食わせてテイクアウトすればミッションクリアだったのでは……って考えたら負けなんだと思う
 後半で真相とか明らかになるに連れて、どんどん設定の粗が目につくようになってくる

 女王を倒すことで全てが解決するとはとても思えないし、そもそもスノーホワイトが女王を倒そうとしている一番の理由もはっきりしない。童話をベースにするのなら、もっと心理描写に気を遣うべきなのでは……?



 それでも良かった点としては、主人公スノーホワイトが、自らの境遇とちゃんと向かい合うところだろうか。
 王妃の娘という身分を、劇中でしっかりと受け止めた上で行動に移ろうとする点は評価できる。
 あとはちょいちょい見知った顔が七人の小人役の中にいたことぐらいだ。
 ……そしてこの物語は狩人がハンマーを持てばきっと全てが圧倒的な速度で解決したと思う。ソーだけに。

 追記はナシ! これといって深く入り込んで行きたいと思える作品ではなかった、ということで。
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『ワン・デイ 23年のラブストーリー』の決断



『ワン・デイ 23年のラブストーリー』

 私はアクション、SF、ホラー、サスペンスなどの、映画好きだからという理由で一人で観に行っても全く恥ずかしくないジャンルの映画が大好きだ。
 同時に、ラブコメ、ラブロマンス、その他大勢のラブなんとか系映画も勿論好みの対象である。
 ……要するにただの雑食なわけだが、私がこうして記事にするということは、普段こういった映画を観ない方にもオススメできるという意味が込められていることを知っていただきたい。

 あらすじはこんな感じ。

 大学を卒業したその日の夜、エマ(アン・ハサウェイ)とデクスター(誰だか存じないがイケメン)は、初対面にも拘わらずエマのアパートで一線を越えかける。
 互いにその気があったものの、些細なことから有耶無耶になってしまった。以来、二人は友達という関係を続けていこうと誓い合う。
 その日――7月15日は、二人にとって特別な日になったのであった……。

 この映画で実際に映されるのは、全てが7月15日に起こった出来事である。
 1988年から始まり、2011年に至るまでの、計23回の7月15日を通して、主人公二人の他とは違った奇妙な関係性を描いている。その間に、互いに恋人ができたり、仕事が成功したり失敗したり、様々な出来事が起こるのだ。
 シーンが切り替わるたびに一年が経過しているが、ぶつ切りの印象もなく、むしろその間に何があったのかを想起させるわかりやすい演出が面白い。
 また、全ての一年間が平等に描かれているわけでもない。
 一年経ったはずなのに、まだヒロインが同じ場所でアルバイトをしていたり。一年しか経っていないはずなのに、その間に脇役が亡くなったり……長いような短いような一年間の描写のさじ加減がこれまた絶妙。

 ヒロインのアン・ハサウェイは、滅茶苦茶美人なのに地味子ちゃんを演じていて、特に冒頭の1988年のシーンはかなり可愛らしくて、同じくらい痛々しい。彼女が辿る人生はやはり地味だが堅実、されど夢に思いを馳せている。そして心のどこかで彼を想っていて、そのことを片時も忘れたりはしない。なんかもう俺達ボンクラのために生まれてきたかのような純情系美人である。ありがとうございます!

 相手役である名も無きイケメンは、そのルックスとコミュ力(?)を発揮し若くして出世。前半は彼女を勇気付ける、頼れるリア充だ。ガッデム!
 だがそんな栄光は、俺達の望み通り長く続くわけでもなく、中盤から人生の下り坂を迎える。ありがとうございます!
 ……まあ、イケメンにはイケメンなりに悩んでいたりするし、心情描写も良く出来ていて正直憎めないのだが、それならそれでこのイケメンに感情移入してアン・ハサウェイとムフフできるので問題ない。ありがとうございます!


 さてこの映画、日本では男女間の友情が成立するか?みたいな宣伝がなされているっぽい。
 じゃあ邦題にくっついてる『23年のラブストーリー』ってなんなんだよ、って思ってしまうのだが、いいのだろうか?
 そもそも、この二人は初めからずっと友達でいようなんて、心の中では全く考えていないのだ!
 追記ではその辺について、ネタバレを避けつつ書いてみようと思う!
 アン・ハサウェイめっちゃ可愛かったよ!ブラボー!



 

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『愛と誠』とメガネとガムと、歌と踊りとオヤジと初恋!



『愛と誠』

 アクの強い映画を、最近は年間2本ペースで撮り続ける三池崇史が、またとんでもない映画を作ってしまった。
 それがこの、歌って踊る青春群像不良アクション時々入院映画『愛と誠』だ。
 原作は漫画で、どうやら過去に何度も実写化されているらしいが、勿論私は全く知らない
 ただ漠然と予告編を観て、「あーなんか踊ってるよ。楽しそうだなー」と思って劇場に足を運んだ次第である。

 結果、やはりとんでもない映画だった!

 あらすじは面倒だから1行で説明するぜ!
 不良の太賀誠に、天然過ぎるお嬢様、早乙女愛が恋をした! 愛は誠のためならなんでもやるけど、それが誠の人生を大いに狂わせるのだった!


 冒頭、妻夫木聡演じる高校生(!?)、太賀誠がある目的のために上京、新宿へ降り立つ。
 そしてそこに颯爽と現れる不良達。何言ってんのかよく聞き取れなかったがヤバそうな空気が漂い始める。
 そして喧嘩の火蓋が切って落とされる……と思いきや妻夫木聡が急に歌い始める!
 曲は『激しい恋』西城秀樹が、歌ってたらしいけど、私には全然わからない!だがその異様な空気と熱意と、その他諸々のハイテンションさがビシビシと伝わってくる!

 激しい恋
「黒い、黒い、ひ~とみのぉおおおおおおおおおお、ゆ・う・わ・く~♪」(予告編の最後の方参照)
(注:後ろの目は“新宿の目”のつもりです)

 そしてそのまま何事もなかったかのように喧嘩勃発!
 ここで無意識の内に思い知らされるのだ「ああ、今回の三池崇史映画はこういう方向性なんだ」と。

 とにかく、登場人物が必ず一度は歌って踊る。しかもそれまでの話の流れをぶった切ってでも歌う(踊る)
 インド映画の『ロボット(リンク先は当ブログでの紹介記事)』でもそうだったが、この映画における歌と踊りも登場人物の心境を歌っているものがほとんど。しかもほぼ全てについて歌っている

 特に凄かったのが、生徒会長を演じる斎藤工の『空に太陽がある限り』と、ヒロインの父を演じる市村正親の『愛のために』だ。
 前触れがなさ過ぎて、おまけにフルコーラスなので「そこまでやらんでいい!」とツッコミたくなるほどだが、その頃にはすっかりこの映画の虜である。
 しかも市村正親においては、セリフを言っている時間よりも、歌っている時間の方が長い。妻役を演じた一青窈(!?)共々、歌うためにこの映画に出演しているようなものであった

 他にも実年齢48歳の俳優、伊原剛志(顔見るとピンとくる俳優ランキング多分4位くらい)が高校生役を熱演していたり、
『愛のむきだし』で強烈な存在感を放った安藤サクラ(なんかめっちゃ顔怖い女優ランキング多分2位くらい)がパンモロも辞さないサービス精神でこれまた怪演。
 三池崇史の手にかかれば、基本的にどんな役者もそれまでのイメージを一新するほどの強烈な個性を得られるのかもしれない。私は忘れない、君達の歌と踊りを!


 …………そういえばストーリーに関する感想がゼロだったので、そろそろ触れておこうと思う。
 基本的に主人公の誠を中心に、その他大勢の登場人物が自らのエゴで彼を振り回していくのが主なスタンスだ。
 とにかく、ヒロインも含めて皆生粋のエゴイストばかり。これには『ダーク・シャドウ』の家族もさすがにドン引きするレベルだろう
 誠の言うことをほとんど無視しながら勝手に話を進めるキャラクター達は、どいつもこいつも頭のネジが外れている。ひたすらツッコミ役に奔走する誠が、ほんの少しだけ哀れである。
 なので観る側の我々としても、第三者的な立場から主人公の振り回されっぷりを堪能するのが正しいスタイルの様に思える。
 あとはそれなりに良く出来たアクションシーンと、神出鬼没の歌と踊りをどれだけ楽しめるかが重要だ。
 特にアクションシーンでは主人公がセーラー服の女の子達をフルボッコにするシーンもあるので、そういうのが趣味な方にも余裕で勧められるゾ!

 映画そのものはとにかく、楽しんだ者勝ち!
 何かを期待して観るよりは、進んでこの映画のカオスな世界に足を踏み入れ、流れに身を任せるのがいいだろう。132分?という長い上映時間もあっという間に過ぎていくこと間違いなしだ!


 さて、散々この映画の歌と踊りについて強調して書いてきたが、監督曰くこの映画はミュージカル映画ではないそうである。
「え、歌って踊ってるし、ミュージカルなんじゃないの?」と思うかもしれないが、その答えは観ればわかる。確かにこれはミュージカルではないということが。

 追記では、この映画がミュージカル映画ではない理由について考えつつ、についても少し書いてみようと思う。
 では、気になる方は(できればページ左上のランキングバナーをクリックしてから)ぽちっと、お願いします!



 

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『ハングリー・ラビット』に跳び込まないで!



『ハングリー・ラビット』

 なんていうか、「モンキーマージック♪」のノリで口ずさみたくなるタイトルだと思ったのだが、誰か賛同してくれる方はいないだろうか。
 ともあれ『ハングリー・ラビット』を観てきた。
 ニコラス・ケイジが主演なら100%ノリノリで演技をしているだろうと踏んだのだが、そういえば彼は最近借金返済に忙しいんだっけ……

 とにかく、あらすじはこんな感じ。
 平凡な高校教師ウィル(ニコラス・ケイジ!)は、演奏家の妻(女優の名が思い出せない)と二人で幸せに暮らしていた。
 ところがある日、妻が暴行事件の被害者となり重体に。行き場のない怒りと悲しみに、ウィルは頭を抱える。
 そんな彼の元に、見知らぬ男(ガイ・ピアース!)が近づいてくる。そして言うのだ「あんたの奥さんをレイプした奴の居場所を知ってる」と……
 さらにその男は言葉巧みにウィルを丸め込み、最終的に「その男に制裁を与えてやろうか?」と持ちかけるのだった。
 この時、まだウィルは知らなかった。犯人に行われた制裁を、そしてその借りを予想もしない形で半年後に返すことになるということを……。


 警察とは別に、法で裁ききれない悪者達を始末する謎の組織――その名も『ハングリー・ラビット』
 やってることは某デアデビルさんと全く同じなのだが、盲目弁護士と違ってハングリー・ラビットは見返りを求めてくるのがちと厄介。
 主人公のウィルは、その組織を知ってしまい、孤立無援の状態で奔走する羽目になる……というのが主なストーリー。
 しかし、事態は二転三転とし、観る者を飽きさせないようなスリリングな出来栄え――と、言いたいところなのだが大方予想通りに物語は進行する。
「こういうストーリーだったらこうなるだろう」という観客の思惑をそのままなぞって行くような展開には、ちょっと真新しさに欠ける。
 だがそこは名優ニコラス・ケイジの演技力(主に顔芸)がグイグイと物語を牽引する。
 悪役のガイ・ピアースと対峙するシーンも多く、中身はB級なのに演技はA級という奇妙な感覚に、いつの間にか夢中にさせられる。
 代理殺人の借りを代理殺人で返す羽目になるニコラス・ケイジの鬼気迫る(とでも言っておけば凄そうに見える)演技は、やはり本物だ。

 ただ、必死に代理殺人は嫌だあああ!と拒む主人公は、中盤になって不法侵入、窃盗、賄賂、脅迫とやりたい放題。お前は殺人以外なら何でもやっちゃうのかよ! 教師だろ!?
 それらに対するお咎めも、一切ナシ。終わりよければ全てよし的なところが、この作品の甘いところだ。

 サスペンスとしての出来は、前述したとおりまずまず。脚本自体に破綻はなく、小奇麗だがしっかりとしている。張った伏線は全て回収するので鑑賞後はすっきりとした気分になれる(主人公の犯罪の数々にお咎めはナッシングだが)。
 アクションシーンも派手ではないが、見せ場としての役割は果たしている。舞台のニューオリンズをさりげなく宣伝するような街の描写も、日本人としてはあざとさを感じない。
 結果的に、可もなく不可もなくというのが正直な感想だ。
 DVDレンタルで観てもいいレベルの出来だが、ニコラス・ケイジの顔芸を大スクリーンで観ることには意義があると思う。私だけか。

 例えていうなら、忙しいわけでもないのに昼食として食べたカロリーメイトみたいな映画だ。確かに腹は膨れるし、満足してはいるのだけど、何か物足りない気がする。でも自分で選んだんだから別にいっか。みたいな。
 出来れば観客を騙すようなどんでん返しのようなものがあればよかったなあ、なんて。
 しかしながら、『ドライブ・アングリー』以来久々のニコラス・ケイジ映画なので、ファンは観ておいて損はない。
 来週は更に『ブレイクアウト』という、同じくニコラス・ケイジ主演の映画も公開される。そちらの方も鑑賞次第レビューをしようと思う。


 今回は追記ナシ。ニコラス・ケイジの顔芸について色々述べようかとも思ったのだが、それは是非劇場で楽しんでいただきたい!

『ハイテンション』は良いテンション!

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『ハイテンション』

 記事のタイトルは反省している。後悔はしてない。
 予め言っておくと、映画の内容はオヤジギャグで済ませられるほど甘くはない

 スプラッター映画なのに全く笑えない。『ハイテンション』は、タイトルとは裏腹に相当気分がダウナーになる作品だ。
 なんでこう、フランスのスプラッター映画は容赦がないのだろうか? 記事にはしていないが、最近観た『屋敷女』もかなりえげつない内容であった。血はドバドバなのに、登場人物の目がマジ過ぎて本当に怖い。グロさや痛さをウリにしているだけではなく、ちゃんと演出や脚本面でもこちらの恐怖感を煽ってくる。
 いやはや、これからのスプラッターはフランスに期待大である。

 さて、そろそろ『ハイテンション』の話に移ろう。
 あらすじはこんな感じ。

 確か大学生のマリーは試験勉強に集中するために、郊外というか田舎にある友人アレックスの実家に行くことにする。
 明日から本気出す精神よろしく、家に到着したその日はぐうたら。
 しかし、家族が寝静まった夜中に、作業着を着た一人の中年男が家を訪ねてくる……

 ここからはこの中年男による残酷無比な殺戮のオンパレード。とにかく殺し方が酷い。酷すぎる。
 監督アレクサンドル・アジャは、他の映画でもそうだが何故こんなに殺しのレパートリーが豊富なのだろうか?
 特に一番最初にぶち殺される父親のやられ方は最悪だ(褒め言葉)。箪笥に轢かれて死ぬなんて、恐らく映画界ではあのパパ一人しか経験していないだろう。

 前半でほとんど全ての登場人物が容赦なく殺される。
「おいおいこの後どーすんだよ」と思っていると、全く別のアプローチで物語続行。このあたりの切り返しの上手さは、監督の才能を感じさせる。『ヒルズ・ハブ・アイズ』なんかでも、如何なく発揮されていた。
 ゴアな描写と、巧みなストーリーテリングは文句なし。こんなにワクワクするスプラッター映画は他にないぜ!


 ……さて、観た人なら既に知っていると思うのだが、この映画はスプラッターとは別にもう一つの顔を持っている。
 それは作品における重大なネタバレに抵触するので、ここでは多くは語れない。いやホントに。
 ただ、『ハイテンション』においては、ある意味ネタを知っておいた方がより楽しめるかもしれない……なので、別に「ハイテンション ネタバレ」とかで検索をかけても、私は全然問題ないと思う。
 多くの方が、恐らく誤解している。『ハイテンション』は最後の最後でやらかしたと。
 私は、そんなことない気がするのだが、それは個人の感想や解釈の問題だ。ここでブログを見てくださっている方に『ハイテンション』に対する意見を変えてもらおう!なんて思っていない。
 ……まあ、映画で描かれたシーンを全て鵜呑みにしてしまうのはいただけないと思う。例えば誰かの妄想を劇中で描いたとして、「いやこれ現実にはありえねーだろ」なんてコメントは見当違い甚だしい。

 『ハイテンション』は皆に勧めたいステキなスプラッター映画だ。
 そのためにはやはり、すこーしだけ内容に切り込んでいかなければなるまい。
 追記では、限りなくネタバレに近い内容を書いていくことにする。
 察しのいい方は気づくだろうけど、気づいた上でも観て欲しいので、是非!


 

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『外事警察 その男に騙されるな』すいません、騙されました……



『外事警察 その男に騙されるな』

 NHKのドラマが人気を博し、映画化へと至ったケースには『セカンド・バージン』が前身として挙げられる。
 あのNHKが、時に羽目を外しすぎるドラマを制作していることだけは、私も知っていた。
 この『外事警察』も、元はNHKのドラマらしく、しかも全6話とお手頃。まあ、こう言うからには私は拝見していないのだが

 そんなドラマ未見な私でもバリバリ楽しめちゃう傑作サスペンスが、この劇場版『外事警察』である。
 あらすじはこんな感じ。

 大震災のどさくさに紛れて、東北の大学からある機密ファイルが盗み出された。
 その事件の五ヶ月前、純度100%のウランが某アジアの国の者達によって日本に持ち出されているという。
 機密ファイルの内容とは――原子力関連のものだとされている。
 これが意味するところは即ち、日本で核によるテロが行われる危険性があるということだ。。
 そこで事件の真相を暴き、解決に導くために政府から極秘裏に使命を受けたのが、公安の魔物と呼ばれた男、住本だった……。


 物語自体は、どうやらドラマ版のその後のようで、住本を筆頭に組まれたチームの連中もドラマから続投しているらしい。
 だがそんなことは大して気にする必要はない。『外事警察』はドラマを観てなくても楽しめるほど、一つの映画として完璧に成立しているのだ。

 まず面白いのは、主人公の住本という男のキャラクターにある。
公安の魔物? 何それおいしいの?」とかヘラヘラしながら観ていたら、危うくチビるところだった。恐らく観る前にトイレに行っていなかったら二度と私はあの映画館に足を運べなくなっていたかもしれない。
 調査を進める上で避けられないのが、参考人からの事情聴取である。
 劇中でも住本はそもそもの事件の発端と思しき老人、ウランの受け渡しに関与している韓国人男性の妻など、様々な人物から話を聞きだそうとする。そして、利用しようともする
 明らかに優しそうな声と表情を作って参考人に接する住本は、ネコを被っているというのが端から見ても明らかなのだ。
 普通なら、観客にもバレないほど裏のない男を演じるのではないか? 私も最初はそう思った。「なんでこんなバレバレな演技をしてるんだろう?」と。
 しかし、住本の意図は別のところにあった。彼はそうしたわかりやすい演技をすることで、相手の感情に揺さぶりをかけているのだ
 利用できるものなら何でも利用する。そのためには、どこまでも自分の感情を押し殺し、相手を感情で突き動かさせる……なんの躊躇いもなく札束を差し出す動作一つとっても、公安の魔物たる所以を感じずにはいられない。
 更に恐るべきは、時に抑え切れない自分の感情さえも武器として利用してしまうことだ――これ以上は言えない。
 劇中ではどうして住本がそんな男になってしまったのかも、さりげなく描かれている。それは、とある人物の自殺を目にしたせいだ。このことも、これ以上は言えないので、是非劇場で確かめて欲しい。

 ともかく、主人公の住本のキャラが抜群に立っており、渡部篤郎はそれを完璧に演じきっている。NHKの集金に住本がやってきたら、たとえ家にテレビがなくても受信料を払ってしまうだろう
 感情を殺せるということは、他人の感情も殺せるということだ。突き詰めれば、他人の感情が死ぬ寸前まで追い込むことができるということになる。住本はそうやって他人を突き動かし、捜査の駒に変えてしまう。事件という盤上を最善の形で決着させるためならば、自らの犠牲をも厭わない。
 物語は、最後の最後まで目が離せないサスペンスフルな展開。
 サブタイトルでもある『その男に騙されるな』も上手い。その男とは決して、住本のことだけを言っているのではないのだから……。
 全てを疑っても、ラストはまんまと騙されてしまった。「お前もか……」と思わずにはいられない。
『外事警察』は、ドラマを観てないからといって見逃すのはあまりにも惜しい傑作である。

 どうしてそんなに惜しいのか? それは、物語のキーとなる震災、原子力、核など現代の日本を思わせる数々の要素が関係している。
 追記ではネタバレをせずに、この映画が訴えかけるテーマを可能な限り紐解いて行きたいと思う。久しぶりにマジメな映画のレビューだぜ!

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何も訴えかけてこない昆虫戦争ドキュメンタリー『バグズ・ワールド』

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ドキュメンタリー映画

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『バグズ・ワールド ミクロ大決戦』

 一応、ドキュメンタリー映画らしい
 しかし、その迫力はあの『ビッグ・バグズ・パニック』に匹敵――いや、超えているだろう。

 DVDのジャケットからして一目瞭然なのだが、これはアリの生態――ではなく戦いを描いた一種の戦争映画である。
 描かれるのは、クロアリとシロアリの生存を賭けた殺し合いだ。NHKとかでやってるネイチャードキュメンタリーなんかとはワケが違う。
 まず冒頭のナレーションからして色々おかしい。以下抜粋↓

 太古の昔から――昆虫たちは強大な帝国を築き戦いを繰り広げてきた。
 最も印象的なのは、3日3晩にわたる激戦――敵同士のオオキノコシロアリとサスライアリの戦いだ。
 あまりにも劇的な物語は伝説となり――今もなお語り継がれている。



…………いや語り継がれてねーよ!
 これから一体何を始めるのかと思いきや、シロアリの婚姻飛行から始まる。
 婚姻飛行とは、王と女王になる資格を持った羽根つきのシロアリが、自らの巣を飛び出し、結ばれ、新たな巣を作るためのハネムーンのようなものだ。
 しかし外の世界には危険もあり、何十万、何百万と飛び立ったアリ達の中で、生き残り巣を作れるのは僅か数組のみ……
 意外とマトモなドキュメンタリーらしく物語は始まる。アリの命の刹那さと尊さを、気持ち悪いくらいどアップで映し出すのだ
 基本的に画面いっぱいにアリがうじゃうじゃしてる映画なので、観る人は注意すること。
 多分、A級モンスターパニック映画と称しても差し支えないレベルだ。

 勿論、出演しているアリ達は全員本物。CGなど一切なく、高性能なカメラでひたすらその様子を映し続ける。
 一組のシロアリカップルから、やがて巨大な蟻塚が誕生し、時に自然の驚異に晒されながらも、強く生きていく。大自然の中の、小さな尊さを垣間見れる、NHKっぽいドキュメンタリーはしかしそう長くは続かない


 ほぼ同時進行で、肉食系の黒いサスライアリ達が峡谷を越えてシロアリ達の蟻塚へと進行する様子も描かれるのだ。
 観ているこちら側としてはもはや戦いの予感しかしない。レンタルショップではドキュメンタリーのコーナーに置いてあるくせに、物語が進むにつれて戦争映画へと発展していく謎の手法を取ったこの映画には、驚くぐらい何のメッセージ性も感じ得ない
 ただ監督が、アリ同士の壮絶な戦いをカメラに収めたかっただけのようにしか思えないのだ。
 しかも頻繁に挿入されるダンディーなフランス語のナレーションのおかげで、こちらの気分は嫌でも高まってくる。
 シロアリを闇に生きる民、クロアリは黒の女王軍団、蟻塚のことは要塞などと、勝手に中二臭い二つ名までつけている。そうされると、こっちだってワクワクしちゃうじゃないか!

 そう、気がつけばすっかりアリ達の生態に夢中になってしまうのだ。いつの間にか手が汗ばみ、嵐や倒木によって崩壊寸前まで追いやられるシロアリ達の蟻塚を目にしていると、何故だか無力感に苛まれてくる
「俺がその場に行って傘の一つでも差してやれたら……」と、某バンプの歌詞っぽく世界の神ですら蟻を救う権利を欲しがるのにとか錯覚する。
 シロアリの幼虫は神々しいクリアホワイトのボディーで、妙に愛らしい。
 食料の供給はなんと口移しで行うらしく、微笑ましい。


 そして、そんなシロアリ達の元に近づいてくる、黒の女王軍団
 こいつらのヤバさも、劇中ではとことん描かれている。その獰猛な生態は、是非とも観て確かめて欲しい。
 主人公達のまだ知らぬところで、次なる強敵がその力を発揮しているような感じだ。漫画で言うなら、新章に突入し、かなり強かったキャラクターが一瞬で新キャラに捻りつぶされるようなものだろうか。


 ラストの激戦は、もはや映画史に残るといっても過言ではない乱戦だ。
 私は恐らく、これ以上のスペクタクルを今後お目にかける機会は訪れない気がする。
 ダンディーなナレーションのおかげで、アリ達を淡々と映し続けるだけの映像にストーリー性が生まれ、終盤は勝手に脳内でアリの声を演出したくなるほど。巣の中で動けない女王アリの表情(いやんなモンないんだけど)は、とても演技とは思えないリアリティーだ(いや演技じゃないんだけど)。

 その他、ハゲワシやカメレオンなど、物語にちょくちょく登場する脇役の存在も光る。
 惜しむらくは、メイキングを観ると明らかになるのだが、撮影にあたってかなり人為的な要素が絡んでいることだ。
 蟻塚はセットで製作しているし、倒木や嵐だって意図的な演出なのだ。
 だがそうだとわかっていても、アリ達にとっては全てが現実に起こったアクシデントであり、戦いである。

 ……これピクサーやドリームワークスさんにCGアニメ化してもらえばよかったんじゃね?
 とか、思っても言ってはいけないのである。監督はどうやら生物学の専門家でもあるらしく、本物にこだわりたかったらしい。
 じゃあとことん本物にこだわればよかったじゃない! メイキングで「蟻塚に倒す木が必要だ」とか真剣に悩んでんじゃねえよ!
 ニコニコしながら蟻同士の戦争を撮っている様子は、バムファイトの撮影を髣髴とさせる……
 こういうのって、某愛護協会とかが黙ってはいないんじゃないですかね?

 だが『バグズ・ワールド』は、ドキュメンタリー映画の新たな可能性を感じさせる作品であることには間違いない。
 できればこうした自然や生命の尊さとかまるで訴えかけてこない趣味全開のドキュメンタリーは年に一本くらい作られてもいいと思う。

 今回も追記はナシです。
 だって内容自体は薄っぺらいんですもの………………

ぐ、ぐ、ぐ、『グレイヴ・エンカウンターズ』!!!



『グレイヴ・エンカウンターズ』


 で、でたああああああああああああああああああああ!!
 ……のかどうかはさておき、『グレイヴ・エンカウンターズ』を観てきた。
『ミッドナイト・イン・パリ』も観たのだが、なんというか今は高尚な記事に見せかけるよりノーテンキにホラー映画のレビューをしたい気分

 あらすじっ……
 幽霊の目撃証言や、曰くつきの建物などに突撃取材を敢行し、その噂の真意を確かめるドキュメンタリー風番組『グレイヴ・エンカウンターズ』
 その第6回目のロケ地となったのは、50年以上前に閉鎖された巨大な精神病院だった……。
 しかしこの番組はヤラセ番組である。撮影班が呼んだ霊媒師も売れない俳優だし、インタビューに答える者達にも金を握らせているのだ!
 あくまで演出として、その精神病院を管理人に封鎖させ、夜が明けるまで中で過ごすことになったのだが……その病院で彼ら撮影班を待ち構えていたのは、とんでもない奴らだった……


 ――と、煽りまくってはみたものの、どうもしっくりこない
 やはりここは正直に感想を言ってしまうのが一番だろう。

 結論としては、微妙の一言に尽きる。
 この手のモキュメンタリーホラーとして、特に突出した何かがあるわけではない。
 物語が進むにつれ、超常現象は図ったかのようにエスカレートするのだが、観ているこっちはどんどん先が読めてしまって全く怖くない
ここで何かが起こるに100円賭けるわ」などと博打を仕掛ければ悉く的中する出来レースのような仕上がりにはちょっとガッカリである。


『パラノーマル・アクティビティ』や『ブレアウィッチ・プロジェクト』なんかでもそうだが、こういう形式のホラーは何かが起こるまでが一番怖いのだ。
 院内を暗視カメラで映しながら進むその先に何かが――ありそうだと思わせといて、何も無い。肩透かしではあるものの、それまでの緊張感がたまらないのだ。
 勿論『グレイヴ・エンカウンターズ』も序盤はそんな思わせぶりの数々で観客の恐怖心をこれでもかと喚起する。
 そこまではいい。怖いし、ビクビクするし、隣に女の子がいたら手をギュッとしてやりたくなること間違いなし。

 ただ、中盤以降から幽霊さん達が本腰を入れ始めたあたりからは完全に文化祭のお化け屋敷レベルに降下。
「あ、ここでなんか出るな」「ここもか」「あー次だな、次出るよ……ほら出たー」←こんなんばっかりで、もはや幽霊さん達にも金を握らせてるのかと疑いたくなるほど絶妙なタイミング。
 それにしては撮影班達の演技はやけにマジなので観てるこっちは余計に興ざめ。うーん勿体無い。


 追記では、この映画の良かったところについて書こうと思う。
 いいところが決してなかったわけではないのだ! 決して…………


 

[ぐ、ぐ、ぐ、『グレイヴ・エンカウンターズ』!!!]の続きを読む

旅行先は『処刑山』、ナチスのゾンビが盛りだくさん!

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『処刑山』

 キャッチコピーはDVDジャケをご覧の通り(小さくて見辛いが……)
海に行けばよかった……
 なんか去年だか一昨年に公開された映画共喰山を思い出すなあ……。
共喰山 [DVD]共喰山 [DVD]
(2011/11/09)
ゾー・タックウェル=スミス、クリュー・ボイラン 他

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 これがその映画『共喰山』キャッチコピーは確か「海にすればよかったね……

 なんかすげぇ似てるけど、今回のレビューは『処刑山』の方です!

 ちなみに製作国はノルウェー。あの『トロール・ハンター(リンク先は当ブログ記事)』を作ったノルウェー映画は、既に日本に上陸済みだったのだ!

 あらすじはこーんな感じ。
 雪山のロッジへとバカンスにきた医学部の学生男女7人組。演技はビミョーなので血が苦手とか閉所恐怖症とかそういう設定面でしか個性がないホラー映画の被害者にありがちなラインナップ
 彼らのほかにもう一人、山をスキーで越えて合流する予定の体育会系女子がいるのだが、冒頭で死ぬ。妙にクラシカルな音楽に乗せて死ぬ。

 そんな彼女のことは露知らず、ロッジではしゃぐ若者達……
 そしてそこに突然現れたのは、見知らぬオッサンである。初対面だと言うのにいきなり「コーヒーもらえるか?」などとふてぶてしい態度でロッジの中に。
 何をするのかと思いきや、急に説教を垂れ始めるのだ。「最近の若者はこのへんの歴史も知らないんだろ……」と、本作の主役であるナチスゾンビがいるかもしれないというフラグをビンビンに立てる説明をして、そのまま何処かへ行ってしまう。「お前、マジでこのためだけに来てくれたの……?」と言いたくなるほど心優しいオッサンだが、その後すぐ死ぬ

 そもそも、この映画がホントにゾンビ映画なのかはサッパリわからない。
 物語はこの後、お約束のサバイバルへと突入。とにかく離れ離れになりたがるキャラクター達は、やはり一人になった奴から死んでいく……。
 だが、意外と誰が死ぬのか中々読めない。「えっ、コイツここで死ぬの!?」というシーンが連続し、なんだか知らんが楽しいのだ!

 更には、既存のゾンビ作品にはないユニークな戦いが満載。
 武器を手にすると急に戦闘力が上がるヤツによるゾンビ無双は勿論のこと、逆にゾンビが一瞬で目の前を横切り擦れ違いざまにナイフで頸を切り裂くという非常にコンバットな殺し方を披露。
 そもそもナチスゾンビ達は、中々登場人物を噛もうとしない。折角マウントポジションを取ったのに、何故か相手をタコ殴りにし始める始末……ノルウェーのゾンビは走るだけじゃ飽き足らないらしい

 他にもあの手この手でゾンビを殺し、殺され、なんと小腸を命綱にするシーンも。
 ロバート・ロドリゲスの『マチェーテ』でも、ダニー・トレホが小腸でバンジージャンプしていたが、それより前に、既に小腸をロープ代わりにする映画は存在していたのだ!

 惜しむらくは、奇をてらってきた展開の連続だったのに対し、ラストが読めてしまうということ。
 まあそんなところも含めてこれはれっきとしたゾンビ映画なのだと思うことにしよう! そうしよう!

 今回は追記ナシです!
 そろそろ映画館に行かないと禁断症状が出てしまいそう……

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